8、創作菓子「鎮魂菓」を味わう

2015Ⅰ期食卓風景

 平成27年度第Ⅰ期講座「モーツァルトの食卓Ⅰ」-レクイエムの秘密
は、早くも最終回の「食とのコラボ」を迎えました。
 いつものように、古和谷直美先生による素敵な創作菓子の登場です。今回は、モーツァルトの『レクイエム』にちなんでのネーミング「鎮魂菓 ラベンダーとカモミールの静寂」を創作してもらいました。ラベンダーのゼリーの上にカモミールのミルクゼリーを重ねたニ層構造の見事なお菓子です。

鎮魂菓

 ポーセリンペインティング(西洋陶上絵付け)の峯陽子先生が、

2015峯陽子先生 

「安息」をテーマに「カラー」の花をアレンジしたランチオンマットを創ってくれました。カラーの原語はギリシア語の「カロス」(美)。『レクイエム』の静かに輝き出る美しい響きに、私たちが感じる魂の安らいを表したのだそうです(下)。

ラベンダーとカモミールのゼリー

2015古和谷直美先生

 古和谷先生は、唯一のルールが「美しくあれ」だというある小学校の話を披露しながら、モーツァルトの音楽の「美」に触発された創作菓子「鎮魂菓」への想いを語ってくれました。特製のラベンダーワインと蜂蜜、牛乳、さらに豆乳と棗を加えたスペシャル紅茶「ラベンダーとカモミールの癒し」付きです。

★鎮魂菓「ラベンダーとカモミールの静寂」レシピ

ラベンダーとカモミールの静寂 4人分(11×14㎝の流し缶)

<ラベンダーゼリー> *ハーブは全てドライを使用
ラベンダーシロップ 小さじ1
水 90cc
ラベンダーワイン 70cc
ラベンダー蜂蜜 小さじ1/4
粉寒天 小さじ1/3
レモン果汁 小さじ1/2
蜂蜜 15g

カモミールミルクゼリー>
カモミール   小さじ4
熱湯 160cc
粉寒天 小さじ1
牛乳 320cc
きび砂糖 70g
蜂蜜 20g

①ラベンダーゼリーを作る
ラベンダーシロップ、水、白ワインを鍋に移し混ぜる
②①に粉寒天をふり入れ、よく混ぜて、火にかける。沸騰したら弱火で2分加熱する
③火を止め、花を除いたラベンダー蜂蜜とレモン果汁を加え混ぜ流し缶に移す
④粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やし固め、格子に筋を入れておく

⑤カモミールミルクゼリーを作る
カモミールをティーポットに入れ、熱湯を注ぎ5分蒸らし、濾して冷ましておく
②カモミール液を鍋に移し、粉寒天を混ぜ火にかけ、沸騰したら弱火で2分加熱する
③火を止め、きび砂糖、蜂蜜を加え混ぜる
④牛乳を人肌に温め、3に加え混ぜ、粗熱をとる
⑤ラベンダーゼリーの上に静かにながしいれ、冷蔵庫で固める
⑥固まったら、流し缶から取り出し、ラベンダーゼリーが上になるように盛り付ける

<ラベンダーシロップ> 約140cc 冷蔵庫保存
ラベンダー 小さじ1と1/2
水 100cc
きび砂糖 50g
レモン果汁 小さじ 1

①ラベンダーをティーポットに入れ熱湯を注ぎ、5分蒸らして濾す
②①にきび砂糖、レモン果汁を加え混ぜ、再沸騰させる

<ラベンダー蜂蜜>
ラベンダー 5g
蜂蜜 150g

①煮沸した瓶にラベンダーを入れ、蜂蜜を注ぎ入れる

<ラベンダーワイン>
ラベンダー 大さじ1
白ワイン 170cc

①煮沸した瓶にラベンダーを白ワインを注ぎ入れ、1日以上寝かせる

<ラベンダーとカモミールの癒し> 2人分
ラベンダー 小さじ1
カモミール 大さじ1/2
紅茶(アッサムなど) 小さじ1
水 100cc
牛乳 80cc
無調整豆乳 80cc
棗 2個

準備 棗は分量の水につけておく

①鍋にラベンダー、カモミール、紅茶をいれ、水を注ぐ沸騰したら蓋をし、3分蒸らす
②①を濾して再び鍋に戻して牛乳と豆乳を加え沸騰直前まで温める

ラベンダー
シソ科の常緑低木
作用:鎮静、鎮痙、殺菌、消毒、虫よけ
適応:不眠、片頭痛、ストレス性の高血圧、自律神経失調症、過敏性大腸症候群

シソ科ハーブに共通する「つかえをとる」作用
ラベンダーは特に脹内ガスにつかえたおなかに働き、腹痛を和らげます
禁忌・・・妊娠中

カモミール
キク科
作用:消炎、鎮痛、鎮静、鎮痙、発汗、保温、殺菌、抗菌、解熱、利尿、消化促進
適応:過敏性腸症候群、食欲不振、消化不良、胃炎、潰瘍、不眠、不安感
    月経不順、月経痛、更年期の諸症状、風邪・インフルエンザによる寒気や頭痛
    アレルギー、便秘、冷え症、月経前症候群