8、特別創作菓子:モーツァルトに捧げる「相聞菓」
音楽サロン「モーツァルトの食卓」最終日のお楽しみは、モーツァルトにちなんだ特別創作菓子を味わうスペシャルな時間です。今回も、古和谷直美先生が、お題「相聞菓」に合わせた素敵なお菓子と飲み物の組み合わせを作ってくれました。

いうまでもなく相聞歌は、万葉集に登場する愛を歌った歌の総称です。これをもじって、歌の代わりにお菓子の菓を入れて、お題を「相聞菓」とさせてもらったのです。
今回も、ランチオン・マットは、ポーセリング・ペインティング(西洋磁器絵付け)の峯陽子先生が、お題に合わせて素敵にデザインしてくれました。
レシピを下に掲げますので、興味のある方は是非作ってみてください。
<モーツァルトの食卓~相聞菓>
<林檎のルイボスティー> 2人分
林檎×ルイボス×キャラウェイ
林檎ジャム 小さじ2~3
熱湯 250cc
ルイボスティー 1パック
キャラウェイ 少々
1ティーポットにルイボスティーをいれ熱湯を注いで、 3分~5分蒸らし抽出する
2ルイボスティーパックをとりだし、林檎ジャムをいれ、キャラウェイをふりいれる
ルイボスティー・・・南アフリカで奇跡のお茶、不老不死のお茶と言われる
ノンカフェインでSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)含む
<林檎ジャム>
林檎(正味) 500g
蜂蜜 50g
きび砂糖 150g
レモン果汁 20cc
1林檎は皮を剥き、いちょう切りにする。砂糖をまぶしておく
2鍋に1と蜂蜜、レモン果汁をいれて煮る
キャラウェイ(姫ウイキョウ)
せり科
・キャラウェイには人や物を引きとめておく力があるという言い伝えがある
恋人の心を引きとめ愛情を永続させる魔力があるので惚れ薬には
欠かせない材料だったという
・家畜に食べさせると行方不明にならないという言い伝えやこの種子をいれて
おけば盗まれないともいわれている
キャラウェイの種子は胃腸薬、風邪薬などにもしようされ、芳香油はソーセージ
缶詰などの味付け、香水、化粧品、うがい薬などにも使用される
<ごぼうとココアのパウンドケーキ>(18㎝パウンド型)
ごぼう×バルサミコ酢×オリーブオイル
ごぼう 50g
バルサミコ酢 小さじ1/2
塩 ひとつまみ
オリーブオイル 小さじ1
ココア×シナモン×メープルシロップ×ナッツ×ごぼう
国産薄力粉 100g
国産全粒粉 40g
ココア 30g
きび砂糖 50g
アルミなしベーキングパウダー 大さじ1/2
自然塩 ひとつまみ
シナモン 小さじ1/2
国産菜種油 40g
国産大豆豆乳 115g
メープルシロップ 45g
ごぼうバルサミコ 上記全量
胡桃 50g
アーモンドダイス 30g
オーブンを170度に予熱する
1ごぼうはささがきにし、水にさらす
2オリーブオイルで塩をふりながらさっと炒め、バルサミコ酢を絡める
32を冷まし、オーブンを予熱する
4粉類をふるい泡立て器でよくまぜ、液体類もよく混ぜて乳化させる
5粉類に液体類をいれ、ゴムべらでさっくりと混ぜる
65に1のごぼう、胡桃、アーモンドダイスも加え型へ流す
7予熱したオーブンで40分~45分焼く