10、古代にならってシュンポジオン

 最終日は、みんなで食事をしながら哲学談義を楽しむソクラテス・プラトン時代のシュンポジオン(共同食事)にならって、軽いお茶菓子をついばみながら、談論に花が咲きました。シュンポジオンはシンポジウムの語源です。

古和谷先生によるチーズ作りのデモ

 「軽いお茶菓子」とは言っても、「モーツァルトの食卓」講座でおなじみの、古和谷直美先生が、工夫をこらした一味違うお菓子です。豆乳を使った「レアチーズケーキ風寒天ゼリー」に、ギリシア風コーヒーを組み合わせ、それぞれの作り方を受講生の皆さんの前で、デモンストレーションをしてくれました。
 レモン水を入れた豆乳を煮立て、分離した上澄みを、フィルターで濾すだけで、カッテージ・チーズができあがります。これを使って、下のレシピで「レアチーズケーキ風寒天ゼリー」が出来上がります。

画像の説明

レアチーズケーキ風寒天ゼリー> 4人分

カッテージチーズ
牛乳 620cc
レモン果汁 50cc

1鍋に牛乳とレモン果汁を加え火にかける。中火で沸騰したら弱火にし豆乳が分離したら
 火を止める
2キッチンペーパーをしいたざるに上げ、水気を切ると約260gのカッテージチーズがとれる

<チーズケーキ風寒天ゼリー>
カッテージチーズ 260g
菜種油 大さじ2
メープルシロップ   60g
無調整豆乳 100cc (牛乳でも可)
粉寒天 小さじ1

1鍋に豆乳をいれ、粉寒天をふり入れて火にかける
2沸騰したら弱火で1,2分加熱する
3メープルシロップ、菜種油、カッテージチーズをミキサーにかける
43をボウルに移し、2を加え混ぜ、濾して器にうつす

画像の説明

★チーズも含めて、私たちが日常食べている食べものの多くは、微生物による発酵の力によるものです。古和谷先生は、以下のような簡単な発酵のお話をしてくれ、林檎と蜂蜜を使って「林檎酵母」の作り方も伝授してくれました。

発酵

・食物が微生物の働きで変化すること
 糖をアルコールと炭酸ガスに分解し、分裂と成長をすること
・英語のyeastはギリシア語のzetstos(わき上がる)に由来する
・発酵の「酵」・・・酒のもと、酒のかす

発酵の産物
パン、ワイン、チーズ、漬物、味噌、ビール、日本酒、酢、納豆など

酵母・・・単細胞生物で酸素がなくても生きられる
      7000年以上前から利用されてきた

効能・・・胃腸障害、便秘、アトピー性皮膚炎、貧血、自律神経失調症、美白

林檎酵母の起こし方 500mlの瓶(煮沸消毒する)
林檎  1個
蜂蜜 小さじ1~
水 適宜

①林檎を洗い、水気をふいて、ざくぎりにする
②煮沸した瓶に林檎と蜂蜜をいれ、水を林檎がかぶるまで注ぎ入れる
③直射日光のあたらない場所において、泡が出始めたら冷蔵庫で保存する
*1日1回は瓶をあける
*1日1回、瓶をふる